こんにちは!ココロとカラダの心地いいを築くココチヨガのYukoです。
今日は、最近よく耳にする「オキシトシン」というホルモンについて、お伝えしていきます。
こんな方におすすめ
- 現在0歳の赤ちゃんを子育て中の方
- 将来子どもには優しい子に育って欲しいなと思っている方
- これから子どもが欲しいと考えている方
オキシトシンとは?
「オキシトシン」の語源はギリシャ語で「quick birth(クイックバース)」を意味します。
つまり、時間のかからない出産ということだそう。
脳で作られるホルモンであるオキシトシンは、出産〜授乳期に分泌が活発になることで知られています。分娩時に子宮の収縮を促し、赤ちゃんが出てくるように働きかけます。更に乳腺を刺激することで、分泌が促進されるので、ママの母乳を出すためのホルモンとよく言われています。
私は母乳で育ててないから関係ない…子育てはひと段落したしな、と思った方!
ちょっと待ってくださいね!ここからが大切なんです!
オキシトシンは妊産婦に与える影響が大きいと知られているホルモンですが、近年はその他にも「うれしい」「楽しい」「可愛い」「気持ちいいと感じた時に脳で作られるので、男女年齢問わず私たちの心身に様々なプラス効果を及ぼすことが研究でわかっているんです!
つまり、全ての方にとってプラスなホルモンがこの「オキシトシン」。
早速詳しくプラスな効果を見ていきましょう!
オキシトシンによるプラスの効果とは?
オキシトシンがもたらす効果は以下のようなものがあると言われています。
- 幸せな気分になる
- 脳や心が癒され、ストレスが緩和する
- 不安や恐怖が減少する
- 他者への信頼の気持ちが増す
- 社交的となり、人と関わりたいという好奇心が強まる
- 学習意欲と記憶力向上
- 感染症予防につながる
- 睡眠を促し、質の良い眠りをもたらす
などなど。
その他にも「美肌」なんて項目がある研究データを出しているところもありました。
とにかく、こんなに素晴らしい効果があるとは…!と思った方が多いのではないでしょうか?!
これは、オキシトシンを増やしたい、と思いますよね。
オキシトシンはどうやって増やすの?!
オキシトシンはどんな時に分泌されるのか?!いくつか挙げてみました。
- 家族や友人、子どもとスキンシップをとる
- 頭を撫でる、ハグをするなどの触れ合う
- ペットと触れ合う
- 人を褒める、など親切な行動をした時
- 腹式呼吸をする
などなど。
タッチセラピーなどの言葉があるように、「触れ合う」ことがとっても大切なことが分かりますね!
赤ちゃん期のオキシトシンが将来に影響するらしい?!
赤ちゃん期には親子の絆を強くしてくれる、オキシトシン。子どもの情緒を安定させてくれる働きもあるので、ぜひ、生まれてきた赤ちゃんにはたくさんスキンシップをとってあげて欲しいと思います。
ちなみに生まれてすぐの頃は、分泌量の個人差もないと言われているそう。
ですが、成長過程で両親から愛情を注がれスキンシップを多くされて育った人は、されずに育った人よりも、オキシトシンの分泌量や感受性がいい、というデータがあるそうです。
赤ちゃん期は脳が急速に発達する時期ですよね。だからこそ赤ちゃんのうちにオキシトシンの影響を十分に受けると、将来オキシトシンがつくられやすい脳になるそうです。
オキシトシンの働きで得られる、「他人への信頼の気持ち」や「ストレス耐性」、「不安や恐怖の減少」などは、未来を生きる上で豊かな人間関係を築くにも欠かせない能力だったりしますよね。
お子さんが将来、人との繋がりを楽しみながら、社会の中で気持ちが豊かに暮らしていける人に育って欲しい!と願うならば赤ちゃん期からの親や周りの大人の関わり方が鍵になるのではないかなと思います。
お母さんや親だけではなく、血が繋がっていなくても赤ちゃんに関わる全ての大人がこのことを知っていると、子どもの未来は明るいなぁって私は思うのです。
だからこそ、たくさんの人にこの「オキシトシン」のことを知って欲しいし、伝えていきたいなと思います。
桜美林大学の教授でたくさんの本を書かれている山口創さんの「幸せな脳は抱っこで育つ」の本にもスキンシップのことやオキシトシンのことが分かりやすく書いてあるのでとってもおすすめですよ〜!
幸せになる脳はだっこで育つ。 強いやさしい賢い子にするスキンシップの魔法 [ 山口創 ] 価格:1,430円 |
今すぐできる!お子さんの愛情ホルモンを育くむスキンシップの方法
1歳6ヶ月頃までにオキシトシンの分泌量や感受性が決まるというデータもあるそうで、0〜1歳の赤ちゃんにはとにかくたくさんスキンシップを取ったりして欲しいなと思います。ですが、もう2歳以上だよ〜という方も多いはず!
スキンシップは何歳になっても情緒の安定に繋がると思いますよ。
1.マッサージのしあいこをする
赤ちゃん期は服の上からベビーマッサージしたり、オイルをつけてマッサージするのもいいですね。
ある程度大きくなっても手や足をマッサージしあいこするのもおすすめ。大きくなるとマッサージもしてくれるので、こちら側も気持ち良くていいことだらけですね。
2.ちょっとした時に触れ合う時間を作る
「いってらっしゃい」や「おかえり」のハグをしたり、「良かったね〜」と頭を撫でたり、お散歩の時に手を繋いだり....
ちょっとした時に肌と肌が触れ合う時間を作るといいと思います。
あとは「抱っこ〜」と言われた時、ついつい体重も増えたお子さんには「重いから、無理ー!」なんて言っちゃいがちですが、できる範囲で抱っこしてあげる、持ち上げなくても座って抱っこでもいいですね。とにかく5分でも10分でも「触れ合う」ことが大切です。
3.たくさん褒める
よくできたね〜!すごいね〜!とたくさん褒めてあげる。これって褒めた側も気分が良いのですぐに実践してみて欲しいなと思います。
いかがでしたでしょうか?!
オキシトシンについて、少しでも理解を深めて、実践してもらえたら嬉しいです。
ココチヨガでも親子のスキンシップをたくさん取り入れた親子ヨガの開催もしていますので、そちらもぜひチェックしてみてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。